□サブタイトルについて蛇足
「10月16日 ラスト・ダンス/欠如」→「彼女」に対する言葉と配慮の欠如。
「10月16日 ラスト・ダンス/サイレンサー」→「彼女」の話し方、「用意していた言葉を間を見て打ち込むような」と「私は/会話にサイレンサーで終止符を打ちこむ」から。音もなく打ち込まれるのでそれに気づかない、言外の意図の意。
「10月23日 一本の箸、二本の杖」→無意味なもの。「私」のしたことは意味がないという皮肉を込めて。
「10月26日 流星のダスト・シュート」→10月23日の続き。星の彼女に対する発言の示唆。
「10月23日 逃げる糸みみず」「11月6日 餌のない釣り針」→糸みみずは釣りの餌。伏線未回収。糾弾を招く発言(その比喩としての「餌」)を作らないように「逃げる」けれど、それでも糾弾を避けられなかった一連の流れ。
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