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それでも君を*****。――別館

(日常とか解説とか)

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あけましておめでとうございます!

遅くなりましたが、本年も宜しくお願い致します。

3月には一通りの目処はつくかと思われます。

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おもったことあれこれ


□「思う」ことについて

つまり本当に思ったことというのは言葉とはまた別の次元の「感情」というものでありまして、言葉にするには一段階分の時間を要します。言葉でないものを言葉にするので、迷います。しっくりした言葉は中中見つかりませんし、あれかこれかと当てはめつつ試行錯誤。そんな中選び出した言葉でも今一自信がなく、自分でも半信半疑というわけです。
そんなわけで、口からするするこぼれてきて、それでいて筋が通っているような言葉には不純物が混じっていると思うのです。本当に溢れてきた言葉というものは、総じてカオスで未分化で、理屈など問題にしない不条理なものなのではないでしょうか。

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いつもいつもいつでも


□わたくしごと

変な文章ばかり書いていたので、たまには普通のことを書こうかなあなんて思いまして携帯電話を開いた深夜12時です。

最近は時間が飛ぶように過ぎていきます。光陰矢のごとし。一寸の光陰軽んずべからず。
学成り難しも甚だしく、アンニュイな気分はよそよそしく、ぽちぽち言語外の領域を文字に落としている間も、「こんなことしてて良いのかしら」と迷うことも多々あり。何かに入れ込むのが怖いので文章に気持ちが入らない、のを焦るでもなく認めているあたり、内向的になったのでしょうか。


□むげんごげんご

言葉に出来ない領域を言葉にするという荒業を成し遂げるにあたり、いつも思うのは「言葉にしないほうがうつくしいのではなかろうか」ということ。
漠然と「なんかいい!」と思ったことも、誰かに伝えようとして言葉に置き換えると、案外単純な(そしてチープで陳腐な)ことに思えてくる。のでどうしたものかと試行錯誤。どれだけ長く書いても、皆一様に一行で要約できるという事態。
夢を日記に書いたときの違和感なんかとも似ています。

それでも「なんかいい」を著したいので、今日もぽちぽち打っています。自己満足になっていないと良いのですが。

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補:夏物語 1

最後の夏休みの話。
特にこれといった動きは無いので、伏線を張ったり過去に触れたり。初登場人物が沢山で結構分かりにくい。



□「青い鳥」と無題

盲信物語のラストに対する(対比する)形としておかれているのが、夏物語のラスト「青い鳥」。夏の間に冷静になって、「彼女」から貰った物は多かったことに気付く「私」は、現状を綺麗な形に昇華させます。負の感情の入る隙のない開き直り方です。

文語としての語り口調ではなくて、実際「私」は「ワタヌキ」に話しかけていると③で明らかになりますが、結末を聞いてワタヌキは何故か悲しそうな顔をします。

「青い鳥はね、『ある時から、元から青かったことになったんだ』」
と言う「私」は実存主義的な考え方で現実を肯定しまし、暗にワタヌキと自分の事情を揶揄しているのですが、それはこの時点では明かされていません。


□「バレンタイン」一連

「バレンタイン・クライシス」と「8月のバレンタイン・デイ」は「私」にとっての「彼女」とシミ先生
(=好意を持つ人間)の対比です。
「私」が「彼女」に渡したのは50円チョコ。シミ先生には5円チョコ。プラス、「彼女」には悪戯心の仕掛けつき。

プレゼントからも分かる通り、もちろん「彼女」に対するほうが気持ちは大きいのですが、結果として賢明な判断を下したのはシミ先生のほうです。「8月のバレンタイン・デイ」で、ほぼ初対面(本当は違うのですが)のシミ先生にプレゼントを渡すことが、どこか変だと分かっている「私」は名乗りをあげません。それ以前に「彼女」に対したような強い感情も持てておらず、それゆえ自身の存在を知らしめる必要もないと考えていて、状況を終始冷静に記憶しようとしています。
無意識ではなく能動的に記憶を「支え」に変換しようとしているのが、「戦争物語」「大会物語」との明らかな違いです。それを成長ととるか退歩ととるかは、また別の話なのですが。

ちなみに「バレンタイン・クライシス」は時系列的に戦争物語に入る話ですが、分かりやすさを追求し回想として挿入しました。(盲信物語のラストは逃避行シリーズと交互になっていたのですが、物語ごとに読むと何を言っているのか分かりにくくなるので。)

それだけでない自身の負い目に関しては、字面の通りで、祭物語「スカート」「嫌悪感」あたりでも言及されています。「センセイ」が指摘した「自分に対する自信のなさ」と引っ掛けると、自分に自信がないから名乗りを上げなかった、ともとれますが、そのあたりは深読みの範疇。

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バトン:もの書きさんバトン

ちょっと拾ってきたのでやってみます。


【もの書きさんバトン】

1.何歳頃から小説を書き始めて今何年目ですか?
小学生の時から台本とか色々書いていました。絵本も入れれば幼稚園の時から。
ぴー年目。

2.創作派?版権派?
最近は創作が多いですが、どっちも書きます。

3.男性と女性、書きやすいのは?
どっちもどっちです。最近は女性しか書いていないので、そういった意味では女性。
男性の心理なんかは想像でしかないので、リアリティーを求められると目を逸らさざるを得ません。

4.男性向けと女性向け、書きやすいのは?
何向け、と意識して書いているわけではないですが、結果として女性向けでしょうか。厳密な意味で男性向けと女性向けの違いを考え出すときりがない。

5.短編と長編書きやすいのは?
短編です。長編は色々詰め込みすぎて失敗します。
短編同士がなんとなく関連していて結果として長編になる、という。

6.一人称(私は)と三人称(は~、)書きやすいのは?
心情を中心に書くときは一人称、状況を中心に書くときは三人称が書きやすいです。
例を挙げれば、盲信物語が前者、祭物語が後者、というかんじでしょうか。


7.現代と異世界、書きやすいのは?
どちらとも言えず。
村上春樹的な世界観が好きですが、どこかずれていたり螺が飛んだりしている現実も好きです。

8.特別力を入れて描写してしまう部位はありますか?(例:指など)
部位ではないですが、笑いかたと動きが醸す雰囲気。あとは声の調子でしょうか。

9.苦手だったり苦労するシーンは?
直接的な表現と細かい描写が苦手です。

10.アナログ派?デジタル派?
実はデジタルです。
良い言葉を思い付いたら直ぐに携帯の保存ボックスに打ち込みます。部活時代はワードのお世話になりました。

11.下書きはどこから書き始めますか?
突発的に思い付いたところから。
書きたい状況やテーマがあり、それをいかに綺麗に導くかで試行錯誤します。

12.自覚している書き癖は?
口調、文体、語彙がワンパターンなところ。情報を最小限に抑えるところ。想像の余地を残そうとしているのですが、シンプルな文で色々表そうとするので、結構舌っ足らずになってしまいます。

13.構成をまとめる特徴やコツは?
結論→説明
説明→結論
説明→結論→説明
はっきり体系だってしまってる気がします。

14.清書時の特徴やコツは?
読んだ時のリズムに重きを置くので、語尾は過剰に気を遣ってしまいます。
あとは、イメージ・雰囲気の綺麗さ。余韻が残るように書くのは癖みたいなものだと思います。
画面構成も気にしますが、携帯で打っているので分かりにくいのが難点。

15.仕上がりまでの時間はどれくらい?
様々です。
あまり時間がかかるようなら取り敢えず隅に置いておいて、閃いた時に一気に書きます。その際別のエピソードに組み込まれることもあって、例えば「飴と無知」なんかがそうです。黄色の話は元々別のエピソードでした。

16.BGMは必要?必要なら何を聴きますか?
書きたいイメージが固まっているときには、曲の印象に流されてしまうので逆に聞きません。
曲をモチーフにするときには聞きます。

17.小説を書く時のスタイルは?
吊革につかまり電車に揺られながら。若しくは布団に寝転び、右手にはクッションを、左手にはぬいぐるみを抱きながら。

18.書き始めるまでにどれくらい悩みますか?
書き始めるまでは悩みませんが、どう展開させていくかで悩むことがしばしば。書きながら考えるので、当初の予定と変わることもしばしば。

19.何か食べながら書きますか?
意識して食べることはないですが、たまに飴を舐めます。サクマのぶどうみるくとブルボンのキュービーロップが好きです。後者はちいさな四角がふたつくっついた形状が大好きです。

20.小説を書くために愛用している用具等あったら教えて下さい。
携帯のメール機能。
部活ではメモ帳ワード裏紙をフル活用していました。

21.好きな色、よく使う色は?
色付きの夢をみない人は、色を意識していないそうですね。(目逸らし)
比喩的な色はよく使います。「その目はまるで何かを知っているような色を湛えていた」。雰囲気、の意での色ですね。

22.好きなモチーフは?
綺麗なもの、可愛いものが好きです。単品で「これ!」というよりも、言葉の組み合わせや、言葉のイメージの心地よさにひかれます。

23.今の自分の小説に満足してますか?
書いた後満足、読み返して「うーん」。

24.どんな小説書きを目指してますか?
全員に受け入れられなくてもいいので、誰かの心に少しでも残り、それで何か小さなことでも良いから向上させることが出来るような、そんなおはなしを書きたいです。

25.お疲れ様でした。最後にあなたの好きな小説書き様5人にバトンタッチして下さい

アンカーでお願いします。


(091031)

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